断熱欠損について
2024/03/21
家づくり情報
最近、自宅近くで県内数百棟規模の某メーカーさんの新築住宅の現場が始まったので毎朝通勤時に眺めていたのですが、先日上棟していて何か違和感が・・・。
弊社では絶対に行わない構造躯体の施工なのですが、下の現場を見てどこに違和感を感じたでしょうか??
正解は・・・
『外周部の壁に筋交いが入っている』
でした。
しかもほぼ全ての外周部に(*_*)
これ、どうやって断熱材入れるんでしょう・・・。断熱欠損だらけになるのは一目瞭然・・・。
ルーフィングの感じを見るとおそらく外張り断熱工法ではないと思うので、耐力面材も張らずにこれで終わりかと思います。
透湿防水シートにウレタンを吹き付ける感じでしょうか。
サーモカメラで見ると多分こんな感じ・・・。
これは、間違いなく寒いんじゃないでしょうか。
もう熱橋(筋交い)の部分に関しては外と室内が繋がっているようなもんです。
外皮平均熱貫流率(UA値)の計算では、たぶんこの筋交いの熱橋って計算に入れていないでしょうから、『計算の値』と『実際の断熱性能』は大幅に乖離があるはずです。
耐震性能と断熱性能の両方を重視している光英住宅では、外周部に筋交いを設置することはありません。
外周部は耐力面材(ハイベストウッド)を張り、筋交いは内部の壁にのみ使用し、
外周部には柱、間柱以外の熱橋は無く、壁の厚みと同じ105mmの高性能グラスウールが充填されます。
耐震等級3+HEAT20 G2グレードの断熱性能の住宅の構造はいつでもご見学可能です!
ぜひお気軽にお声がけください(^^)
今まで培った知識と経験で、「失敗しないお家づくり」を全力でお手伝いいたします。