構造計算|住宅の安全を図る手段
2024/07/04
家づくり情報
新築住宅をご検討中の方であれば耳にしたことがあると思いますが、構造の安全性を示す指標として【耐震等級】という等級が国によって定められています。
耐震等級1・・・震度6強から7の地震で倒壊崩壊せず、震度5強程度の地震で損傷しない程度(基準法)
耐震等級2・・・上記の地震力の1.25倍の地震に対抗できる
耐震等級3・・・上記の地震の1.5倍の地震に対抗できる
この耐震等級を決めるために、構造の計算を行うのですが、
この構造の安全性を確認する手段として現在3つの方法が用意されています。
①壁量計算
建築基準法で定められている最も一般的で多くの会社が採用している計算方法です。
壁の量だけで、地震や台風などの横の力(水平力)によって建物が倒れないかを検証する簡易的な計算方法。
②性能評価(品確法)による壁量計算
耐震等級2or 3を確保するために壁量計算に加えて、「床・屋根倍率の確認」と「床倍率に応じた横架材接合部の倍率」を検証した計算方法。
③構造計算(許容応力度計算)
地震や台風時に建物にかかる水平力の検証に加え、建物の自重や荷重の鉛直力に対して全ての柱や梁の検証を行い、建物の安全性を確かめる計算方法です。
正式に構造計算と呼べるものは③の許容応力度計算となります。
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