レンジフードからの熱損失
2021/10/28
家づくり情報
レンジフードのお話。
最近では自動洗浄機能付きであったり省エネ性能が高いレンジフードが多く、
予算が許せば是非オススメしたい商品が多くなりました。
今日はそんな機能とは別の、あんまりスポットを浴びないレンジフードの種類のお話です。
当社の建物はもちろんですが、高気密高断熱住宅では【同時吸排気型レンジフード】の採用をオススメしています。
下の表が新発田市Y様邸の24時間換気の必要換気量の計算ですが、
Y様邸では④の165.99m3の空気が1時間で入れ替わるような設計になっています。
これとは別に住宅には必ずレンジフードなどの局所換気が設置されています。
このレンジフードの換気量はだいたい強運転時に500m3/h~600m3/hの排気をおこなうので
24時間換気の3倍以上の空気を調理中に捨てていることになります。
せっかく光熱費を払って、暖めている部屋の空気を捨ててしまうのはもったいない・・・。
レンジフードからの熱損失を計算すると年間5,000円以上の損失になるみたいです・・・。
光熱費以外にも、排気のみのレンジフードを使っている場合デメリットがあり
レンジフードを作動することで室内が負圧になり、ドアが開かなくなるなど生活に支障がでるようなケースや、
通常は空気を排気する穴(風呂、トイレなどの排気口)から外の空気が逆流してくる場合、
それによって換気システムの熱交換もうまくいかないなど問題が出てきてしまいます。
なので、下のような仕組みの【同時吸排気型レンジフード】を使用することで問題が解決します。
排気を行うと同時に外気を取り入れることで
レンジフードの周りだけで給気排気を行えるレンジフードです。
室内の暖められた空気を余計に使わずに排気を行えるので省エネだし、負圧の解消もできる。
高気密住宅では採用いただくほうが良い選択だと思われます!
※新発田市Y様邸のレンジフード(Panasonic製)
文章が上手くまとまらず、長くなってしまいました・・・。
読みづらくてスミマセン(;_;)
今まで培った知識と経験で、「失敗しないお家づくり」を全力でお手伝いいたします。