注文住宅を検討中の方へ!快適な空間をつくる換気システムについて解説します!
2021/06/01
家づくり情報
快適な家づくりに欠かせない要素として、換気システムがあります。
換気と言っても、窓を開けたり、キッチンの換気扇を回したりというものを想像する方が多いかもしれませんが、それだけではありません。
そこでこの記事では、家をより快適なものにするさまざまな換気システムをご紹介します。
□24時間換気システムとは
24時間換気システムとは、その名の通り24時間つけっぱなしにする換気システムのことで、別名「常時換気システム」とも言われます。
このシステムは1時間で家の中の空気の半分を、つまり2時間ですべての空気の入れ替えが可能です。
古い住宅は自然と隙間ができ、換気扇がなくともある程度の換気がされていました。
しかし近年の住宅は気密性が高まったために、放っておくとなかなか換気がされません。
そのため住宅の建材に含まれる化学物質が住宅内部に溜まるようになり、シックハウス症候群を起こすようになったのです。
このような理由から、2003年には24時間換気システムの設置が義務づけられました。
□換気システムの種類について
換気システムは、第1種から第3種までの3種類に分けられます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
第1種換気は、給気口と排気口の両方に換気扇が付いています。
この方法では、とにかくたくさんの外気を取り込めることが魅力と言えるでしょう。
また排気口から出ていく空気の熱だけを取り出して給気口に熱を送る仕組みがあれば室内の温度変化を防げます。
ただし、給気と排気の2箇所に換気扇を設置するため設置費や電気代は単純に倍になること、熱交換用のダクトを付ければさらにコストがかかるという点はデメリットと言えるでしょう。
第2種換気の特徴は、給気口にだけ換気扇が付いていることです。
給気を強制的に行うことで、室内の気圧が高まります。
これによって、窓や扉を開けても外の空気の汚れが室内に入りにくいという点がメリットでしょう。
一方で排気の力が弱いため、湿気が溜まりやすく結露が出やすいというデメリットもあります。
第3種換気は、反対に排気口にのみ換気扇が付いているのが特徴です。
また室内に湿気が溜まりにくいという点で第1種換気と共通していますが、第3種換気の方が設置コストや電気代が安いという点が魅力的ですね。
ただし熱交換システムに対応していないため、暑くても寒くても外気をそのまま取り込んでしまいます。
そのため第1種換気より空調効率の点で劣るということにも注意しましょう。
□まとめ
換気システムについてご紹介しました。
気密性や断熱性を高めれば必ずしも快適になるわけではなく、そのデメリットをカバーするための機能が必要です。
どの換気システムが適しているのかは家ごとに異なるため、注文住宅をお考えであればぜひ当社にご相談ください。
皆様の家づくりを全力でサポートさせていただきます。
今まで培った知識と経験で、「失敗しないお家づくり」を全力でお手伝いいたします。