地震に強い家の特徴とは?住宅会社が解説します!
2021/04/24
家づくり情報
「地震に強い家を建てたい」「耐震等級について知りたい」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
せっかく新築を建てるなら、耐震性にはしっかりとこだわりたいですよね。
そこで今回の記事では、地震に強い家の特徴について解説します。
□耐震等級とは?
地震に強い家であるかを知るための基準として、耐震等級というものが存在します。
まずは、耐震等級とは何であるかを理解しておきましょう。
*耐震等級のランク分け
耐震等級は、地震に対して家がどれくらい耐えられるかを評価したものです。
1〜3までの3ランクに分けられ、数字が大きいほど耐震性の高い家を表します。
耐震等級1は建築基準法を満たす一般的な耐震性能を示し、耐震等級3の家はその1.5倍の耐震性を持ちます。
例えば、防災の拠点である警察署や消防署のような建物は、耐震等級3の基準を満たすでしょう。
*耐震等級3の家も倒壊する可能性はある
耐震等級3の性能を持っていても、30年後には地震で倒壊する可能性があります。
ここでは、その主な原因について2つ紹介します。
1つ目の原因は、壁内の結露により柱や梁が劣化することです。
結露は、窓だけではなく壁の中にも発生します。
壁の中に発生した結露は、除去するのが難しいでしょう。
そのため、柱や梁に菌が繁殖してしまい、最終的には腐ってしまいます。
2つ目の原因は、木材をシロアリに食べられてしまうことです。
阪神淡路大震災では、シロアリ被害や木材が腐っている家の9割が全壊しました。
一方で、シロアリ被害などがない場合、全壊した割合は2割程度です。
しっかりとシロアリ対策をすることで、家の耐震性が向上するでしょう。
□地震に強い家の特徴を紹介!
地震に強い家の特徴は、「耐震」「免震」「制震」という3つの対策ができていることです。
それぞれの対策方法についてチェックしましょう。
耐震では、家の構造部分を強化して耐震性を高めます。
柱や耐久壁など、地震に耐える強い部材を使用します。
免震では、家を基礎から切り離し、地震の揺れを直接伝えない構造にします。
建物と基礎の間に、積層ゴムやダンパーなどを設置することがほとんどでしょう。
制震では、オイルダンパーなどを設置して地震の揺れを吸収させます。
免震と比較すると振動を抑える効果は少ないですが、コスト面で優れているので人気です。
□まとめ
地震に強い家の特徴について解説しました。
耐震等級を目安にすることで、地震への耐久性がわかりやすくなるでしょう。
また、3つの地震対策をすることも非常に大切です。
新築をお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。
今まで培った知識と経験で、「失敗しないお家づくり」を全力でお手伝いいたします。