新しく家を建てる方へ!地震に強い家の間取りとは?
2021/04/20
家づくり情報
震災の多い日本において、地震に強い家を建てることは非常に大切です。
災害時の崩壊リスクを防ぐだけではなく、日々の生活に安心をもたらすでしょう。
そこで今回の記事では、地震に強い間取りについて解説します。
□地震に強い間取りとは?
地震に強い間取りを3つ紹介します。
1つ目は、正方形に近い間取りです。
長方形の部屋よりも、正方形に近い間取りの方が、地震の揺れに強いです。
正方形の間取りにすることで、さまざまな方向からの揺れに対処できるでしょう。
2つ目は、耐力壁の多い間取りです。
耐力壁とは、地震の揺れによる負荷に耐える構造をしている壁のことです。
耐力壁が多く使われる間取りであると、強い地震にも耐えられます。
耐力壁を多く使うためには、部屋の数を増やすと良いです。
3つ目は、シンプルな間取りです。
耐力壁が多くても、バランスが良くなくては、地震に強い家に仕上がりません。
例えば、東側に大きな開口部があり、西側に耐力壁を多く用いると、それぞれの場所で揺れ方が変わってしまいます。
できるだけシンプルに、バランスの取れた間取りにして、耐震性を上げましょう。
□耐震性を上げるためには地盤も重要です!
地震に強い家を建てるには、建物のことだけを考えては十分ではありません。
ここでは、地盤調査や地盤改良について解説します。
住宅を建てる際には、その土地がどのような地盤か調査を行います。
もしも地盤が緩い場合は、地震の揺れが住宅に伝わりやすくなったり、沈み込んで住宅が傾いたりする可能性があります。
そのため、地盤を改良する必要が生じるでしょう。
地盤改良にはもちろん費用がかかるので、土地を決める前に地盤の情報を収集するのがおすすめです。
地盤改良の方法は、「表層改良工法」「柱状改良工法」「鋼管杭工法」の3つに分けられます。
表層改良工法では、深さ2メートル程土を掘り、軟弱地盤の上にセメント系固化剤を混ぜ合わせます。
費用の目安は、床面積20坪で約50万円です。
柱状改良工法では、コンクリートの柱を何本も注入することにより、地盤を強固にします。
費用の目安は、床面積20坪で約100万円です。
鋼管杭工法では、柱状改良工法におけるコンクリートの代わりに鋼管を用います。
費用は柱状改良工法とほとんど同じだと考えて良いでしょう。
□まとめ
地震に強い間取りについて解説しました。
今回紹介したような間取りを意識することで、耐震性の高い家に仕上げられるでしょう。
新築をお考えの方は、ぜひ当社にお問い合わせください。
今まで培った知識と経験で、「失敗しないお家づくり」を全力でお手伝いいたします。